西日本鉄道(西鉄)、大分バス、大分交通は、共同運行している高速バス「スーパーノンストップ とよのくに号」の福岡空港乗り入れを開始します。
2021年11月1日(月)にダイヤ改正を行い、「福岡〜大分線」のうち1日6往復が新たに「福岡空港(国際線)」を経由します。これまで公共交通機関を利用する場合、乗り継ぎが必要だった大分市内〜福岡空港間ですが、今後は約2時間15分(中央通り〈トキハ前〉〜福岡空港〈国際線〉間)で直結します(時刻表は下表を参照)。福岡空港国内線ターミナルへは、無料の「国内線・国際線連絡バス」を利用して移動します。
なお、その他の便(平日18往復、土休日22往復)については従来通り、福岡空港を経由せずに運転します。
大分市内〜福岡空港(国際線)の料金は片道3,250円、往復(片道あたり)2,880円、4枚回数券(1枚あたり)は紙券が2,500円、WEB回数券は2,300円となっています(西鉄天神高速バスターミナル・博多バスターミナルと同料金)。九州のバス乗り放題の企画乗車券「SUNQパス」(北部九州・全九州)が利用可能です。
また、同日の11月1日(月)から「福岡〜大分線」にもダブルシートサービス「プラス1シート」が導入されます。追加料金500円を支払うことにより1名で隣り合う2席が利用可能になるサービスで、目的地までゆったりと快適に過ごすことができます。各種運賃プランとの併用も可能です。席数限定で西鉄運行の一部の便のみに設定され、始発停留所の出発前に事前予約する必要があります。このサービスは、8月1日(日)から「福岡〜宮崎線」「福岡〜鹿児島線」にも導入されています(追加料金1,000円)。
西鉄は今回の新系統設定にあたり、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりバス事業は非常に厳しい状況が続いていますが、今後はコロナワクチンの普及を受け、観光やビジネスの利用が少しずつ活性化することが期待できるとしています。